2016/03/07
嶋さんによる選手紹介文
先日、6年生のサッカー部OBである嶋さんから、プレーヤー全員の紹介文を書いて頂きました。嶋さんの長年の経験によって磨かれたサッカー眼と、順大サッカー部員への熱い思い、そして多彩な表現力によって書き上げられた紹介文は、まるでサッカー雑誌の選手紹介のようにまとまっています。選手名鑑2015
注意 <<本紹介文の著作権は、作成者である嶋さんに帰属します。 >>
1 林田翔 GK
キーパーとしてチーム最長身。その身体を活かしてシュートを確実に弾く能力に長けるGK。途切れることのないコーチングで味方を動かしゴールを守る。医学部屈指の飛距離を誇るキックを武器に攻撃面でも貢献度は高い。また、妥協を許さない姿勢を持ち続け、チーム1の努力家として他の選手の手本となっている。
2 高得榮 DF
そのヘディングは相手FWの身長を問わず炸裂する。上背はないがそれをカバーする驚異的なジャンプ力と空間把握能力はまさに圧巻。他大学からも恐れられている。空中戦を武器にCBとしてもプレーするが、本職はSB。対人プレーの強さも織り込み済みで、また抜群のスタミナで上下動を繰り返し、タイミングの良いクロスでチャンスを作り続ける。近年はカットインからのミドルシュートなどプレーの引き出しも増えてきている。
3 三好悠斗 DF
身体の強さと的確なコーチングで最終ラインを引っ張るDF。特にヘディングはチーム最強と言っても過言ではなく、勝率は9割を超える。課題だったスピード不足自体も改善され、経験と読みでもカバー。またラインコントロールに長け大きなピンチは作らせない。攻撃面での貢献度も高く、タイミングのよいオーバーラップはいいアクセントになる。また、セットプレーのターゲットとしても非常に強力で、貴重な得点源となっている。
4 仁平高朔 DF
昨シーズンは終盤CBとしてプレーしたが、今季からは自身の希望するボランチにポジションを移した。医学部では突出している高い身体能力とテクニック、センスを活かしたプレーに加え、課題であったポジショニングや空中戦、セカンドボールの処理が格段にレベルアップし、本職に戻って水を得た魚のように躍動している。チームを引っ張る意識も芽生え始め、文字通りチームの中心となったこの男の活躍なくして順天堂の躍進はあり得ないだろう。
5 木村僚喜 DF
CBとしては小柄ながらそれを感じさせない確かな守備力を持つ。アジリティの高さを活かした鋭いインターセプトや的確なカバーリングはチームのピンチを何度も救ってきた。1対1、コーチングにも自信を持っており、戦う気持ちを前面に押し出した守備は仲間の心を突き動かす。新たに主将となった今シーズンの更なる飛躍が期待される。
6 柴橋康平 MF
おそらく現時点で医学部1.2を争う強靭なフィジカルが売りのプレーヤー。今季からはボランチからCBに戦いの場を移したが、武器であるヘディング、競り合いにさらに磨きをかけ一気にブレイク。判断やポジショニング、継続性が身につけば医学部No.1DFとなる可能性を十分に秘めたプレーヤーである。その高さとキック力は守備のみならず攻撃面でも多大な貢献度を示しており、公式戦でライバルたちにその存在が“バレる”日は近い。
7 木村寛太郎 MF
順天堂が輩出してきた数々の名プレーヤーの仲間入りを弱冠2年で果たしたクラック。ルーキーイヤーからの東医体出場に始まり、今やチームに欠かせないマスターピースとなった。抜群のボールスキルを持ち、ドリブル、パス、シュートで幾度となくチャンスを演出する。特に、相手の重心の逆を突くドリブルは相手DFを翻弄し続け、左サイドは自身の独壇場となっている。攻撃面のみならず、ヘディングや守備面でも大きな成長を見せ、上手いだけの選手ではないことも十分証明済み。攻守に渡り戦える選手に成長し、ボランチも高いレベルでこなす。チームの中心としてのさらなる活躍から目が離せない。
8 嶋俊郎 DF
9 葛島魁人 FW
今やチームの攻撃陣をリードする存在となったストライカー。縦パスをいとも簡単に収め、フィジカルを活かし強引にターンしたかと思えば、裏への抜け出しも繰り返す。前を開ければ強烈なシュートをゴールに沈め、クロスからの得点パ
ターンも多彩である。特にその無回転シュートは相手GKを震え上がらせる。前線からの守備にも献身的で、チームに欠かせない存在となった。近年ではCF以外にも、トップ下やSHもこなすなどプレーの幅を広げている。
10 桃井康雅 FW
医学部を代表するストライカー。フィジカルに優れ、圧倒的な空中戦と正確なポストプレーで前線の基準点となり、攻撃陣を牽引する。得点力も高く、春リーグ、東医体ともに得点王を獲得した経験を持つ実力者。フォアチェックを怠らず、前線から後ろへの指示、味方を鼓舞する声など精神的支柱としてもチームには欠かせない存在だ。
11 進藤淳彦 FW
イマジネーション溢れるテクニックで違いを生み出すアタッカー。独特のリズムから繰り出されるドリブルは常に相手の脅威となり、また裏への飛び出しのタイミングが非常に秀逸である。プレースタイルとは裏腹にヘディングも強く、セットプレーやクロスを頭で合わせての得点パターンも併せ持ち、また自らセットプレーのキッカーも担うこともある。周りを活かす能力も高く、SHやボランチとしてもプレーできるユーティリティ性も大きな魅力である。今季は運動量が格段に増えてより怖いプレーヤーへと変貌を遂げている。
12 古屋怜慈 GK
驚異的な反射神経でゴールマウスに立ちはだかる守護神。敵味方を問わず、入ったのではと思うシュートをセーブしてしまう跳躍力と技術を併せ持つ。小柄な分ハイボールの処理は長らく課題であったが、タイミングのいい飛び出しと勇敢さで完全に克服。今やセットプレーの混戦も苦にしないほどに成長した。醸し出す冷静さは敵の焦りを誘い、PKにもめっぽう強い。足元の技術も巧みで、ビルドアップにも果敢に参加する。
13 土田舜太 MF
信じられないほどの運動量と一瞬の加速力が武器の韋駄天。彼との1対1で足を少しでも止めたら最後、もう目の前にはいないであろう。サイドを何度も上下動し、幾度となく突破を試みチャンスを量産する。恐るべきは、走力以外の武器
も多数備えていること。予測と俊足を生かしたセカンドボールへの速さは医学部屈指であり、県下屈指のクラブで培われた確かなテクニックと鋭いシュートを武器にゴールを脅かす。更に、GKとCB以外の全てのポジションをこなしてしまうユーティリティ性も魅力である。所持数豊富な武器庫とでも言えよう。今年はどんな飛び道具が披露されるのか、目が離せない。
14 長澤宏樹 MF
左右両足から放たれる正確なキック、巧みなポジショニングとスピードを活かしたセカンドボールの回収が武器のボランチ。ヘディングやコーチング、セカンドボールなど、偉大な先輩達の背中を追い続け、自らもその領域に限りなく近づいた。視野の広さと正確なパスは攻撃のスイッチとなり、「心は熱く、頭はクールに」を体現することでチームに落ち着きを与える。セットプレーのキッカーとしても非常に優秀であり、コーナーキックを直接ゴールにつなげることも珍しくない。PKも驚異の成功率を誇る。
15 小笠大起 FW
抜群の身体能力と驚異的なスピードで違いを生み出すストライカー。常人では決して届かないボールをヘディングでゴールにねじ込み、左足から繰り出されるミドルシュートは確実にゴールを捉える。チーム1のスピードスターは裏へのクリアボールもチャンスに繋げ、前線からのプレッシングは相手DFの脅威となる。また、熱い心を持ち、兄貴分として彼を慕う後輩は少なくない。
16 山路悠 MF
攻守に渡る1対1の強さ、特に相手のドリブルを無力化する守備と運動量を武器にサイドを主戦場とするいぶし銀。攻撃面での貢献も大きく、逆サイドでボールを呼び込みチャンスを作り、強烈なミドルシュートをゴールに突き刺す。ヘディングも強く、セットプレーでは恐れを知らず猛烈な勢いでヘディングシュートを叩き込む。公式戦のメンバー入りも果たし、激戦区で輝きを放つポテンシャルを十分に持っている。
17 野村慧 DF
そのスタミナはチームNo.1であり、圧倒的な走力は最大の武器である。粘り強
い守備を献身的にこなし続け、攻撃に転じる際の絶妙なタイミングで放たれる楔のパスは見るものの目を釘付けにする。また、時折見せるオーバーラップ時の意表を突くシュートは確実に枠を捉える。逆サイドまで響く声を活かした周囲を鼓舞する声も魅力で、そのキャラクターも含めチームの雰囲気を作るのには欠かせない存在となっている。
18 深谷聡志 DF
アメフト経験者らしく、身体の強さと安定感のある足腰を武器に戦うDF。その両足から繰り出されるキックは相当な距離を飛ばし、当たり負けすることは滅多になく、足も速い。卓越したフィジカルに加えて、ヘディングや1対1の技術も大きく改善され、瞬く間に成長を遂げた。医学部屈指のDFとなる資質を十分持ち合わせているだけに、DF陣が数人抜けた今季は勝負の年となるか。更なる成長に期待が持てるプレーヤーである。
19 渡邉碧音 FW
近年目覚ましいスピードで進化を遂げているFW。チームでも屈指の走力を得たことで前線からのプレッシングが格段に向上し、フィジカル面の成長により簡単に当たり負けしなくなった。相手DFを無力化するタイミングを外したシュートは健在で、さらにここぞの場面でのゴールを重ねた去年は勝負強さも加わった。判断力、技術も格段にレベルアップ。状況は以前とは全く異なり、公式戦のピッチ上で大輪の花を咲かせる日も迫っている。
20 江口脩 MF
その声は誰よりもピッチ上に響き渡り、チームの助けとなる。身体を張った守備とタイミングのいい走り出しで攻守に渡りチームに貢献し、与えられた役割をこなすだけでなく自らで考えてプレーすることのできる選手である。経験の浅さはその思考力と向上心で補ってきたが、いよいよ経験も積んだ昨年は更なる成長を遂げ、今後の活躍を期待せずにはいられない。
21 朴秀煥 MF
ボールへ向かうスピードと前への突進力が持ち味のボランチ。2列目からの飛び出しを繰り返し、いいアクセントとなっている。またそのボールへのスピードを
活かした相手への寄せの速さも魅力で、SHとしてもプレーする。ついにチームに復帰し、ピッチ上で再び躍動する舞台は整った。
22 小泉景星 MF
ボールが来るところが手に取るようにわかる、そう感じさせるほどの驚異的な予測でセカンドボールを回収するボランチ。そのセカンド回収力は小柄な身体をハンデとしないほどである。常に冷静であり、熱くなりすぎたチームを正しい方向に導く。豊富な運動量で中盤にダイナミズムを生み出し、安定したボールさばきで攻守に渡り働き回るその姿は、黒子としてのプレーを自ら楽しんでいるようである。
23 堀田侑義 MF
鋭いドリブル突破、高速クロス、強烈なシュートはさながらジャックナイフのよう。身体の強さと縦への推進力で球際を制し、ボールを確実に相手陣地へと運ぶ突貫小僧である。走力とスピードを活かしたプレッシングは相手の焦りを確実に誘い、時にFWとしても絶妙な働きを見せる。内に秘めた熱い気持ちや負けん気の強さも大きな魅力である。最近ではSBも経験し、さらに大きな飛躍を遂げた。
24 京本貴司 FW
長身を活かしたヘディングは加入直後より周囲を驚かせた。初ゴールもヘディングであり、今後は先輩エアマスターたちから技術を盗みさらに磨きをかけていくことだろう。FWとしては、自らスペースを作り効果的なポストプレーでチームの攻撃に奥行きを作り出すことに長けている。秘めたる熱い気持ちも順大のFW向きであり、今後が楽しみなプレーヤーだ。
25
26 蓑輪宥志 DF
物怖じしない性格と天性の感覚でチームのピンチを水際で食い止める、これまでなかなか現れなかったタイプのDF。対人プレーでの粘り強さとタイミングの
よいオーバーラップでサイドを制圧する。持ち前の感覚はときに攻撃でも大きな武器となり、気づいたときにはゴール前に走りこみシュートを流し込む、といったプレーも見られる。自覚が生まれた夏以降の成長は特筆に値し、今後が楽しみである。
27 阿部圭希 DF
抜群のスピードでサイドを切り裂く突破力が最大の武器であり、SHとSBでプレーする。持ち味のドリブルに加え、効果的なオーバーラップを心得たことで最近は特にSBとしての起用が増えているが、長身を活かしたヘディングもかなり向上しており、その起用に順応してきている。左利きかと見間違う程の左足のキックもチームにとっては貴重な存在である。ロングスローワーとしても期待されており、判断力の向上が伴えば大抜擢も近い。
28 中村凌太朗 MF
鳴り物入りでチームに加入することとなったが、その前評判は伊達ではなかった。185cmの長身と長いリーチを生かしたボール奪取能力は圧巻で、中盤のボール狩りで右に出るものはいない。圧倒的なテクニックも持ち合わせ、抜群のキープ力と針の穴を通すような正確なパスでチャンスを演出する。インサイドパス一つで違いを作り出す男。強烈なシュート、ピンポイントで捉えるセットプレーなどキックの精度も高く、バリエーションも豊富である。当初は怪我やプレースタイルなどで出遅れた感があり、夏は悔しい思いも経験した。真価の問われる2年目、この男の爆発がチームを高みへ導くこととなる。
29 大前元人 MF
人は言う。「あいつは上手い。」チーム屈指のテクニシャンも口を揃えて皆そう言う。独特のボールタッチから繰り出されるドリブルが武器のアタッカーであり、細かなステップで相手を翻弄し、DFに飛び込む隙を与えない。チーム加入後よりコンスタントにゴールを奪うなど結果も残しており、決定力に加えしたたかさ、ずる賢さも備えている。SH、ボランチとしてもプレーするが、激戦区のFWを主戦場にポジション争いに割って入れるか。ブレイク必至。
30 飯坂健太 DF
若くしてチームの守備陣に欠かせない存在となった守備のマルチロール。肉弾戦を好み、重心低く相手に当たり制する1対1は迫力満点。そして奪ったボールは抜群のキック力で一気に相手陣地に送られる。対人に強いことに加えてビルドアップも巧みであることや、戦術的柔軟性に優れるため最終ラインのどこでもこなし、相手キーマンを潰すべく中盤の底も担うこともある。昨年は守備の安定に加えて果敢なオーバーラップを繰り返し攻撃面でも大きく貢献。チームの上昇にはこの男の活躍が鍵を握っている。
32 杉山裕紀 DF
優れた戦術眼とプレーの引き出しの多さが武器のディフェンシブプレーヤー。長身を活かしたヘディングは年々レベルアップしており、特に人並外れた空間把握能力でセットプレーの守備では確実にボールを跳ね返す。身体の使い方も巧みで、対人、カバーリング、コーチングなど何でもこなす。さらに彼の特徴はオフェンス面での貢献であり、長短織り交ぜたパスでチームのビルドアップの質を1段上のレベルに引き上げた。フィードも巧みで、難易度の高い縦パスやSHへのロングパスも難なくこなす。視野の広さとパスセンス、セカンドボールの強さを活かしてボランチとしても遜色なくプレーし、アンカーとして最終ラインの前で防波堤となる。予期せぬ怪我でシーズンの出鼻を挫かれたが、再起が待たれる。
33 田代憲 GK
身体能力、反射神経の高さが魅力のGK。フィールドプレーヤー並みの走力と足元の技術で裏のボールへの対応が上手く、ビルドアップも巧みにこなす。難しいシュートストップも難なくやってのけ、特に至近距離からのシュートには滅法強い。さらに、果敢な飛び出しで制する1対1の強さは圧巻で、最大の魅力でもある。近年は安定感が劇的に向上し、ついに1本目での試合も経験した。公式戦の出場ももはや射程圏内である。
34 高橋誉弘 FW
常にゴールを貪欲に狙っているFW。一瞬のキレと体重移動で相手のマークを外し、クロスに対して勢い良く飛び込み点で合わせるプレーは十八番と言える。また、右足から放たれるシュートは“重く”、キーパーは反応しても弾ききれな
いことが多々ある。巧みなポストプレーでチームの攻撃にアクセントを付けることも忘れてはならない。自身の武器を最大限活かし、ボールに対してがむしゃらに向かうプレーで今日も虎視眈々とゴールを狙い続ける。
薬師川直人 MF
常に進化を続けるSH。練習、試合ごとにプレーの幅を大きく広げてきた彼のたゆまぬ努力は凄まじい。ヘディング、声など順大サッカーに順応しつつあり、球際のバトルも厭わない。最近では、ゴール前での迫力が格段に増し、ゴール数も一気に増えた。戦術理解度も高く、まだまだ伸び代は大きいだけに、今後のさらなる成長に期待したい。
36
青木胤磨 FW
独特のリズムのドリブルからチャンスを演出するFW。足元から離れないドリブルは相手にアタックする隙を与えない。ラインブレイクも巧みで、早くもゴールを決めはじめている。まだまだ課題を多く、更なる飛躍を遂げたいところである。
伊藤立樹 MF
順天堂サイドハーフ界にまた一人新星が現れた。快足を活かしたドリブル突破、サイドでの絶妙な駆け引きでボールを引き出してのフリーランでチャンスメイクを繰り返す。純粋なウイングタイプの近年においては稀なプレーヤーであり今後のサイドハーフのポジション争いに割って入る力を秘めていると言っていいだろう。また、ジャンプ力が非常に高く、その見た目からは信じられない打点でのヘディングを見せる。今後が非常に楽しみな選手である。
稲見知足 DF
入部早々から見せつけたその対人戦の強さが魅力のCB。ヘディングはすでに戦
えるレベルにあり、相手FWへのパスが入ると一気に蹴散らし、潰す。いわゆるDF気質を持ち合わせており、ゴール前で体を投げ出すことを厭わない。課題を克服していけば将来活躍する日もそう遠くないだろう。
桑田力丸 DF
順天堂に久々に現れた守備のゴールデンルーキー。長身を活かしたヘディングと相手を一瞬にして無力化する1対1の強さで最終ラインに鍵をかける。さらに、特筆すべきはその技術の高さにあり、左右両足から前線へ意図も簡単に縦パスを通す。ロングボールの精度も高く、またその技術と強さを活かしてFWもマルチにこなす。怪我がちなのが気になるところではあるが、活躍が待たれるところである。怪我を克服したその先に見えるのは、「無失点」の三文字だ。
四蔵祥吾 DF
恐れを知らず相手に突っ込みボールを奪い、圧倒的な走力でオーバーラップを繰り返すSB。攻守の切り替えが非常に早く、やや不器用な面を補って余りある。向上心も素晴らしく、今後の順天堂サイドバック争いに風穴を開けられるか。
田島篤生 GK
キーパー初心者とは思えない脅威のスピードで成長を遂げるプレーヤー。元来CBであったことからビルドアップ、キックで持ち味を発揮できることも魅力の一つだが、最大の魅力はなんと言ってもその高さ。183cmの長身を活かしたハイボールの処理は早くも武器になりつつある。GKに必要なコーチングも積極的にこなし、様になってきた。スポンジの如くスキルを吸収し続ける彼の今後に注目せずにはいられない。
長井浩二 DF
両SB、SHを難なくこなす器用なサイドのオールラウンダー。持ち味の粘り強いディフェンスはもちろんのこと、タイミングの良いオーバーラップからクロ
スで決定機を演出する。上背もあり、戦術理解度もかなりのもので、伸び代十分なことから今後の成長次第では大化けする可能性もある。
中村航 DF
順天堂が切望していた待望のレフティー。その左足は「悪魔の左足」と形容されておかしくない程の質の高さを持っている。スピード、球種など自在に操り、順天堂の戦術の引き出しを格段に広げた。そして特筆すべきは、その技術の高さにある。従来のSBの一つ上のレベルのテクニックを備えており、長短織り交ぜたパス、密集地も難なく切り抜けるドリブルとターンで攻撃のアクセントとなっている。基本技術の高さに加えて戦術眼の高さ、競り合いを厭わないDF的資質に優れており、今後の順天堂のサッカーを1人で変える存在になり得る逸材だ。
橋本仁 FW
湘南からまた一人逸材がやってきた。すでに完成度の高さを見せつけているCFは、安定したポストプレー、巧みなポジショニング、スキルの高さと戦術的柔軟性を武器に攻撃の全般を担う。上背はないもののヘディングは驚異の強さを誇り、空陸共に彼のフィールドであると言えよう。前線からのプレスも嫌がらず行い、周囲に与える影響力も大きい。あとは、結果を、残すのみ。
飛田壮貴 DF
勢いのあるSB。その勢いは攻撃面で活かされ、基礎力を活かして果敢にオーバーラップを繰り返す。相手のサイドチェンジを虎視眈々と狙い、味方サイドハーフとの連携でサイドを制圧する。まだ守備面では荒削りな部分が多いが、ポジショニングや戦術理解などは水準以上であり、今後の成長次第では総合力の高いSBへと変貌を遂げるであろう。
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